2011年11月、「飲食店コンサルティング会社」を名乗る男性が月島のもんじゃ焼き店を訪れ、こう持ちかけた:
「食べログさんの内容はお金をかければ評価をよくできます。月10万円で5件、12万円で10件の口コミを書き込みます。」
— やらせ業者の営業トーク
39社摘発
2012年1月4日、カカクコムは39社のやらせ業者を特定したと発表。これらの業者は少なくとも2011年1月から活動しており、フリーランスを雇って複数の評価カテゴリ(味、サービス、雰囲気、コスパ、ドリンク)にわたる偽の好意的口コミを投稿していた。
月島の内部調査
月島もんじゃ振興会協同組合(約60店加盟)は内部調査を実施。2店がやらせ業者の利用を認めた。不自然に急増した来客数を調査して発覚した。
当時、食べログは約3,200万人のユーザーを抱えていた。消費者庁は、やらせ投稿は景品表示法違反に該当しうるとのガイドラインを発表した。
この事例が示すもの
月10万円で評価を操作できるシステムが「信頼できる口コミ」を名乗ることの矛盾。39社の摘発は氷山の一角にすぎない。2020年のJ-Cast調査では、福岡のIT企業が60台以上のスマホを使って1件8,000円で偽口コミを投稿し、クライアント1,000件以上を抱えていた。